言の葉
私はいま 18歳です
本当だったら大学1年生なり、
働いたり友達と遊んだりしてる歳
だけど
いま
私は高校1年生です
通信制の高校に通っています
中学生活がない私にとって
学校に通える、勉強ができる
人とかかわれる環境は
幸せです
体調が悪くて週に二回のｽｸｰﾘﾝｸﾞも
しんどいけど 楽しくて幸せ
入院してて行けなくても
自分のﾍﾟｰｽで進められる
先生の理解がある
でも
こないだすごく心に残ることがあった
体育の時間 私は見学だ
運動は好きだけど身体が言う事を聞かない
見学ﾚﾎﾟｰﾄを書く
ふたりの見ず知らずの
同い年くらいの生徒が
「いいなぁ、見学ずるい、
変わってほしいほんとずるいよね」
って小声で話してた
聞きたくなくても聞こえてきた
できなくても
やりたくても
できない人もいるんだよ
いくらでも変わってあげる
私の六年間経験してみなよ
死にたいくらいの痛い痛みに
毎日耐えてからそう言って
言葉って
すごく大切だよ
ひとつひとつ考えて
発言しよう
いまも言葉で
誰かが傷ついてる
illusion by かりん
海の底
どんなに 苦しくても
痛くても 寂しくても
大丈夫
大丈夫
って自分に言い聞かせてたけど
病気と心は 素直で正直だね
ついに限界きちゃったみたい。
身体のどこもかしこも
痛くて苦しいよ
心が痛い
悲鳴をあげてる
空っぽな心
何も考えたくないのに
言葉が頭から溢れてくる
こうやって心の声を
言葉を紡いで綴ると
落ち着くほっとする
私のﾌﾞﾛｸﾞを見て
嫌な思いをする人もいるから、
たぶんその方が多いから
投稿しない方がいいのかな
ってふと思うけど
自分が生きた証に、
同じ病気で苦しんでる人に、
孤独に包まれて
自分を忘れそうなあなたに、
私の気持ちを伝える
それが私が選んだ道
自分の事を話すのが苦手な私が
見つけたひとつのすべ
いまの私を知ってもらう手段
死にたい
生きて
生きよう
生きなきゃ
一緒に生きよう
18才
18才
事故にあって、病気になって6年
もうすぐ、
桜が咲く前の2月で7年になる
6年で色んな経験をした
私の人生は
案外 濃いのかもしれない
いい思い出はひとつもないけど
私は夜が怖い
眠りにつくのも、
夢を見て泣きながら起きるのも
眠くなるのをひたすら待つ
ﾄﾗｳﾏもある
いつか乗り越えなきゃいけないけど
できそうにない
焦らずゆっくりとって
人に言われるけどできない
自分が情けなくて情けなくて
やるせない
大嫌い
いつ死んでもいいやと思う
悔しくて痛くてしんどくて
そんな感情を人に話せなくて
日に日に悪くなるのが怖くて
毎日声を押し殺して泣いて
自分を傷つけていた
あの頃の私よりは
強くなれたかな
大丈夫に大丈夫と嘘を重ねて
笑みでごまかしてきた年月は
私の心を冷たくしている
いつか
誰かに頼れる日がくるかな
たまには泣いたっていいよね
今夜は泣こう
思いっきり泣き、叫ぼう
生きたいって
髪の毛
小さい頃から
自分の中の好きなところは
長い髪の毛だった
可愛く結ってピンやヘアゴムをつける
それが大好きだった
病気になってから
誰かに手伝ってもらわないと
乾かせなかったり
自分でやるにも疲れてしまって
伸ばしたい以上に
疲れた、迷惑をかけてる
って思いが強くて
何年も伸びては ばっさり切っていた
いちばん嫌だったのは 看護婦さんに
洗って乾かしてもらってたとき
時間が人より長くかかるし
自分も疲れてしまう
切ったほうが
楽になれる、早く終わる
そのほうが
髪の毛よりも私には 大切だった
今年こそは伸ばしたい
って思い
4月から伸ばし始めてたけど、やっぱり
気持ちより身体の方が大切だね
ばっさり切っちゃった
楽ちんな分
なんかすごく寂しい気持ち
ピンやヘアゴムとも またさよなら
髪の毛を切っても
私は女の子なんだから
それだけで十分
髪の毛を伸ばせるって
元気な証
そう見えてしまう今日この頃
伸ばしたくても伸ばせない
もどかしさ
髪の毛大切にしてね
小さくて大きな夢
ある人がふと私に
「病気が治ったら何かしたいことある？」
と聞いてきた
生きることを とっくに諦めてた私は
考えたことがなかった
頭で想像してみた
友達と会いたい
学校に毎日行きたい
美味しくご飯を思いっきり食べたい
自由に出歩きたい
友達と遊びたい
ライブがしたい
外で思いっきり歌いたい
好きな場所に写真撮り行きたい
プリクラ撮ってみたい
ディズニーランドに行きたい
友達とご飯が食べたい
ﾗｲﾌﾞに行ってみたい
たこ焼きパーティーや鍋パーティーしたい
思いっきり走りたい
ひとり旅がしたい
いろんな場所に行きたい
お泊りしてみたい
でてきたのは日常で
みんなが普通にしてること
最初そんなのないと思ってたのに
たくさん、たっくさんの
やりたいことが出てきた
死んでられないね
生きなきゃ
生きなきゃはじまらない
私の小さくて大きな夢
頑張って生きるから
治ったら
誰か私と一緒に夢叶えてね
約束
病気と私
私は、病気だ。
事故でなった
病気といっても
単純じゃない
指がない、足がない、
血が止まらない
そんな症状ならまだ皆理解できるかもしれない
だって
目に見えるから。そうでしょ？
私の場合は、
脳の髄液と神経。
この2つはやっかいだ。
目に見えないから。
もうかれこれ6年が経とうとしてる。
理解してくれない医者があんだけいるんだから皆が理解しないのを
わかってる。
わかってる。
頭が痛い、お腹に激痛の毎日
目が痛い、耳鳴り、右手が痺れる
足が動かない 息ができない
ものが覚えにくい
言ったことを忘れるなど
書いても書いても足りない症状達
最近は
好きなことをするのもやっと
ギター弾くのも写真撮るのも。
息が詰まる
こんなの体験した事ない人に
理解できないのはもうわかってることだ。
でも
伝えたい
私の今の現状、想い
全部ぶつけたい
助けて
って言いたい
寂しさに埋もれそうだよ
でも結局誰にも頼れない
でも私を支えてくれる家族が私にはいる
ブログと日記は落ち着く
また綴ろう、私の想い
